親父二人で西日本カブ道中-24( 最終回 )

平成30年5月13日に山形を出発した親父二人は23日間の旅を終えて6月4日に山形に帰ってきました。カブでの走行距離はおよそ3800キロ。日本最北端の宗谷岬から沖縄石垣島までの直線距離がおよそ2800キロなので、さらに1000キロも走ったことになります。この間、二人の体調は快調そのもの、二台のカブも電球切れや電気の接触不良があった程度で快調に走り通しました。また、周囲が最も心配されたであろう交通事故などのトラブルも一切なく、ヒヤリ! ドキリ! もありませんでした。これは年寄りの冷や水と言われないように、慎重な運転を心がけた結果です。また、道路事情もあります。全体的に西日本の道路は東北地方の道路と比較すると整備が進んでいます。一般国道や県道でも高速道路のように整備された道路を何度も通りました。ここは自動車専用道路で原付は通行できなかったのでは・・と不安になった時もあるほどです。高速道路の整備もよいのだが、もっと一般道の整備も進めてほしい東北です。

今回のルート
 さて、今回の旅を振り返って印象深かったことを挙げるとすれば、「橋」です。普段何気なく渡っている橋から数千メートルの大橋まで様々ですが、日常のライフラインとして架けられた橋、物流の動脈として国家プロジェクトで架けられた橋、観光や地域おこしのための橋など、橋にはいろんな顔があって、それを今回の旅で知ることができました。中国のことわざに「井戸の水を飲む際には、井戸を掘った人の苦労を思え。」というのがありますが、橋もまた同じなのかもしれません。でも・・渡っているときは爽快で気分も高揚し、渡ること自体を楽しんだ親父たちでした。

福岡県八女市 矢部川に架かる吊り橋は寄り道をして渡った橋

長崎県平戸島に架かる平戸大橋  赤・青・緑で「橋の宝石箱だー!」


平戸島と生月島に架かる生月大橋「海の青・空の青・橋も青、そして親父まで青いなー」

熊本県天草 牛深漁港を横切るループ橋「ハイヤ大橋」は民宿に行くときに渡った

しまなみ海道 生口島と大三島に架かる多々羅大橋は海道でもっとも美しい
橋脚の真下で手を叩くと、泣き龍のように音が反響する

因島大橋 尾道側から来てこの橋を見ると、これから渡る島々の橋に期待が膨らむ

来島海峡大橋 しまなみ海道で最も長い はるか下の海面を除くと渦を巻いていた

山口県 角島に架かる角島大橋は無料で渡れる最も長い橋とか・・

名古屋港に架かる名港西大橋 フェリーが下を通る時。橋桁と煙突がスレスレ、ぶつからないかとハラハラした

この鉄橋から列車が真っ逆さまに落ちる事故があった。昭和61年のこと。ニュースを見て「まさか !」と思った。

今、余部鉄橋はコンクリートになり、橋脚の下には事故犠牲者の慰霊塔があった
橋には、いろんな物語があります。

長崎県の島原と熊本県の天草を航行する島鉄フェリー この桟橋も「橋」です

天の橋立 ここも自然がつくった橋です 親父二人はここをカブで渡りました

京都 宇治川に架かる橋から屋台船を眺める

城崎温泉 温泉街を流れる大谿川(おおたにがわ)の石橋に佇む親父
 いろんな橋がありました。思い出していくにつれて方向が危うくなりそうです。このままでは橋から落っこちかねないので、この辺で渡り終えましょう。
次に、今回の旅に使った費用です。
 私、カブ太郎シニアの場合およそ 115,000円です。
意外に少ないでしょう。でも全てこの金額に収まっています。
内訳は、
・ガソリン代  8,400円
・食事代    32,000円
・宿泊代    29,000円
・フェリー代 (6回) 28,190円
・見学料   5,300円
・その他   12,000円
特に切り詰めたわけではありません。費用を抑えた中で目一杯旅を楽しんだ結果です。例えば、京都では3泊しました。1泊1,400円のライダーハウスです。親父さんは気さくな人で、京都見学の拠点としても良いところでした。(最後の晩は蚊が出たが・・)  食事はお金のかけようです。でも、体調に気遣いながらも食べたいものを自由に食べました。本当にコンビニはありがたいです。
次に、バイクを乗る人なら興味あるカブの燃費について
3,800kmに使ったガソリンは、55.68リットル リットル当たり 68km でした。

最後に、こんな親父たちが1ヶ月近くも旅に出かけられたのも、留守をあずかる家族や周囲の人たちの協力があってこそです。そのような皆さんへの感謝をブログの笑顔が表していると思ってください。また、この拙いブログに最後までお付き合いくださった皆さまに感謝申し上げます。今読み返すと、誤字や文章のまずいことに赤面します。おいおい校正しなければなりません。
それでは、次回の旅まで「明日の心だー」
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親父二人で西日本カブ道中-23

平成30年6月4日、23日目、そして自宅に帰る日。昨日の午後7時に名古屋港を出航した太平洋フェリー「きそ」は約22時間の航海を経て仙台港に着きます。出航時にはまだ空も明るさが残っており、名古屋市内の高層ビル群も遠く眺められたが、徐々に名港大橋や街の灯りが現れて夕暮れが深まっていきました。夕暮れの出航は感慨深いものがあります。広い空の濃淡が深まっていくのを船のデッキで海風を受けながら眺めていると、この長い旅のことが思い起こされるのでした。

デッキで海風を受けながら名古屋港を出航する

名古屋港に架かる名港大橋に灯が灯る
 その夜は最後のディナーとあって、これまでのスーパーやコンビニ・ディナーから一転し、船内レストランでバイキングを楽しみました。「明日、仙台港で下船しないで北海道まで行くか・・」などと軽口を言いながら船内の夜は更けていきました。

翌朝も快晴の太平洋
 当船のパンフレットによると「南太平洋のリゾートホテルのように優雅で洗練された豪華船」船室はお値段によって様々、親父たちの部屋は下から二番目のB寝台。まあ、カプセルホテルのようなものです。それでもパブリックスペース(ラウンジ、大浴場など公共の場所)は同じなので、劇場での演奏会、映画などで十分にくつろぐことができました。
朝食は太平洋を眺めながら

エントランス

うたた寝をする親父

エントランスでのコンサート

仙台港で下船   この後、船は北海道に向かう 下船した親父はもう立入禁止です
(名残りを惜しみながら下船し、早る心で山形を目指す ) 〜なかなか配慮が感じられる表現だと思いませんか ?
そして帰宅
この旅で一番頑張ったのは、重い荷物でどこまでも走った2台のカブです。 

今日のコース 走行距離102キロ
西日本カブ道中は終わりました。全走行距離3800キロです。
でも、このブログはこれで終わりでありません。次回の振り返りが最終回になります。それでは、次回の心だー
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親父二人で西日本カブ道中-22

平成30年6月3日、22日目です。京都市内のライダーハウスに3泊し、京都名所めぐりに満足した親父二人は午前8時に京都を後にしました。一路、国道1号線を東に向かいました。国道1号はかつての「東海道」です。カブ道中のクライマックスに東海道を走るということは「東海道中膝栗毛」ならぬ「カブ栗毛」でしょうか。ともあれ今も昔も日本の大動脈。安全運転に集中する親父たちです。

田中米屋の親父がやっているライダーハウスに別れを告げ出発
ちょっと余談ですが、米屋の親父から聞いたことです。米屋の斜め向かいに「佐々木酒造店」という造り酒屋があります。そこが俳優「佐々木蔵之介」の実家だそうです。最近、人気が出て頻繁にテレビに出てくる俳優です。京都で撮影した時などは、時折実家に帰るそうです。
国道1号線沿いの道の駅「関宿」日曜とあってパイクが多い。

国道1号線を名古屋に向かう

いよいよ名古屋が近づきました

そして到着したのが名古屋港です

午後7時30分出航の太平洋フェリー「きそ」に乗船し仙台に向かいます
 3週間余りの旅でいろんなことに出会い、感動したことが背中で物語っています。たびたび背中を向けて申し訳ありません。皆様のご要望に答えて面を上げさせて頂きます。

最後のフェリーを前に満足感でいっぱいです。この間、ヒゲを剃りませんでした。

不肖、ガブ太郎シニアも満足です。だいぶ日に焼けました。

今日のコース 走行距離150キロ
まもなく乗船が始まります。出航するとネットが使えなくなります。
それでは、明日の心だー
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親父二人で西日本カブ道中-21

平成30年6月2日、旅の21日目、京都滞在2日目です。今日のスタートは金閣寺からです。ライダーハウスからカブで約30分走り、市街地の北西にある金閣寺に着きました。ここでは、入館チケットに代わるものが「御守り札」になります。他の仏閣と違って建物の内部に入ることはできず、金閣寺を中心に庭園を周回するだけからでしょうか。有難いお札を頂いて気を良くした親父たちでした。さて、肝心の金閣寺は晴天の光を受けて眩いばかりに光り輝いていました。今日の京都は気温30度を超える予報で外出には少し陰った方良いと思っていましたが、やはり金閣寺には快晴がよく似合います。どの観光地もそうですが、修学旅行と外国人観光客で混んでいました。

御守りのお札を頂き気をよくする親父二人でした

晴天の中で眩く輝く金閣寺   「金閣寺は晴天に見るに限る!」

金閣寺の庭園を周回する道はもみじのトンネル。秋はさぞかし錦秋の道になることだろう

龍安寺の石庭 枯山水の庭としてあまりにも有名です
 修学旅行の中学生に混じってガイドの話を聞きました。石庭に敷かれた小石は遠近感を出すため手前より奥が黒みを帯びた小石を使っているのだそうです。これによって庭が実際より広く見えるのでしょう。また、置かれている石の数は15個です。15という数は人間にとって縁の深い大事な数なのだそうです。身の回りにも「十五夜」「七五三(合計すると15)」「三三九度(合計すると15)」など。そして、この庭では15個の石が全て見える場所は一箇所だけだそうです。他は石と石が重なって13個に見えたり、12個に見えたり。でも、それで良いのだそうです。人間それぞれの立ち位置で見え方が違ってくるという教えだそうです。ガイドさんは、「今は難しいでしょうが、大人になってもう一度来てください。解るようになるでしょうから」と中学生に優しい声で話していた。それを聞いていた親父二人は、解ったような顔をして、そそくさとその場を離れたのでありました。

「石庭を見るには雨の日が良い、雨に濡れて石が生きる!」身勝手な親父二人だった

龍安寺には石庭の他に苔の綺麗な庭もあった。生を感じさせる庭だった。

東本願寺を参拝
昨日は西本願寺に参拝し、今日は東と、それほど信心深い二人ではないのになぜか?  実は、二人共に総本山が西本願寺だと思っていたので、一昨年亡くなった親族の冥福を願い「西」参拝したのですが、亡くなった親族の総本山は、「東」だと後で知り、改めて「東」に参拝したのでした。南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏・・・

東本願寺と京都タワー

本堂では読経が行われていた

三十三間堂 (内部は撮影できませんでした)

今日のコース  走行距離29キロ
いよいよ明日は京都を離れます。 続きは明日の心だー
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親父二人で西日本カブ道中-20

平成30年6月1日、山形を発って20日目です。過ぎてしまうとあっという間でした。今日は京都に滞在し名所巡りをしました。この機会に日本の古都で貴重な文化遺産を見学しようと、親父二人の好みの場所を巡りました。ライダーハウスを午前9時に出発し、初めに目指したのは「伏見稲荷」ここは4年連続で外国人による人気ナンバーワンの場所。まず神社の門前に来て驚いたのは人の多さ。その9割以上は外国からの観光客でした。これほどまでに外国人を惹きつける魅力はなんだろうかと、周りを観察すると「赤い鳥居」招き猫・お面などの「日本的お土産」などを写真に収めている人が多い。いわゆるインスタ映えする神社なのです。そうゆう私も魅せられてシャッターを押すのでした。

伏見稲荷に詣でる親父二人

人の多さにびっくり 9割以上が外国からの観光客という感じ
もっとも、前を行くモーガン・フリーマンも外国人のようだが・・

何がここまで外国人観光客を引きつけるのだろう?

日本らしいお土産・・・

現代と古の混在・・・

平等院鳳凰堂 10円硬貨を取り出し見比べる親父でした
 次に訪れたのは、宇治の平等院 左右対称の建築物としてあまりにも有名です。そして10円硬貨のデザインにもなっていますね。この鳳凰堂ではもう1つお金のデザインになっているものがあります。鳳凰堂の隣にある鳳凰館にそれがありました。名前の元にもなっている鳳凰です。(屋根の両側についている鳥)これは一万円札の裏面のデザインになっています。私も見比べようと思ったら入っていませんでした。

生きてる鳳凰を発見 !   いえ詐欺(サギ)でした

西本願寺  京都に来たからには檀那寺の総本山「西本願寺」に参拝

西本願寺の国宝「唐門」
 連日のツーリングから修学旅行に一転  ?   いえ、そうでもないですよ。京都市内には多くの神社仏閣がありますが、それを回るのは意外と時間を要します。ところがカブで回るのはとても効率がよく、経済的でもあるのです。という古都で、明日はどうなるのでしょうか。明日の心だ〜。

本日のコース  走行距離44キロ
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